今日は衣替えの日です。

衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったそうで、元は中国の風習に倣って旧暦の4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定めて、これを「更衣(こうい)」と呼んだそうです。

しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言い、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御(にょうご)に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず衣替えと言うようになったそうです。

季節による取り替えは衣服以外についても、女房(貴婦人)が手に持つ扇も冬は桧扇(ひおうぎ=ヒノキ製)、夏は蝙蝠(かわほり=紙と竹製の扇)と決められていたようです。

みなさんは、『衣替え』もうお済ですか?

都城は盆地という土地柄、朝晩は冷え込みます。また、霧の町都城とよばれるくらい霧が多く発生します。朝の通勤の際は、霧が目の前が真っ白なんてことも珍しくありません。車の運転には不向きな霧ですが、季節のかわり目(特に冬)、都城盆地が霧に包まれたとき、金御岳から雄大な雲海を見ることができます。ちなみに雲海というのは、雲海(うんかい)とは山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲を海に例える表現です。一面、雲で覆われた大地を前景に見える霧島は神秘的だそうです。いつもより早目に起きた朝は、金御岳に足を運んでみてはいかがでしょうか。